実はうちの会社にはじぶんより下がいない。自然毎回の未開では幹事さんを続けることになる。生来僕はあまりしゃべるのが得意ではないのだが、声がとおるという一点において重宝される。あがるとべらべらしゃべるという一面も悪く働いているのであろう。今まで三年幹事を続けて昨日先輩に言われた。「おまえなんかやっつけ仕事になってない？」忘れてた何事も面白がって変えていく心を忘れていたらだめだということを。歓迎会ならいろんな趣向を凝らせたはずだ。もっと楽しくやらねばならなかった。何のためにクリエイティブなしごとをしてるのか。今日新体制が発足してF部長とこないだのHCPのタッグが部を取り仕切ることになった。班会で出た言葉は「自分が何をやりたいのか」「今時代に何が必要とされているのか」という二点で番組をどんどん提案せよ。今までは外プロに任せていた大きな番組枠をもっとプロパー社員に振っていくという方針だった。わくわくした。いつものことながらいつまで続くかわからないが頑張ってみようと思う。

NHKスペシャル「こども〜かがやけいのち〜」の放送を見た。
自閉症の子供と健常者の子供が「バディー」と呼ばれるペアになって
学ぶ学校を取材していた。健常者の子供も実は自閉症や登校拒否で苦しんでいた過去を持つ。最初このバディーはなかなかうまくいかない。健常者は自閉症の子供たちにどう接していいかわからない。それが一年経つうちに徐々に変わってくる。ぎこちないながらも自閉症の子供たちをサポートし、コミュニケーションをとる。責任感が生まれてくる。自閉症の子供は集団に徐々に溶け込み、表情が豊かになってゆく。さらに健常者の子も徐々に角が取れ自分の行き方を見出す。なにより二人の間の絆が絵に表面化していたのが印象的だった。一番現れていたのが子供たちの笑顔。屈託の無い、はにかんだそれぞれの子供たちの笑顔。人格形成の途上にある子供たちにとって頼り頼られること、無償の愛情や好意を寄せられることは自分を強くする第一歩なんだなと思った。

後輩が体を悪くして東京から岡山へ帰るという。
ちょうど夜あいてたので送別をかねて飲み会をしました。
楽しくやってたんだけど帰り際にポロッといった一言で
かなり傷つけてしまったようです。不安定な状態の子に
なに言ってんだろ、俺。
言い方ひとつでいろんな人を傷つけるのがつらくて。
だから東京にきていらんことを言わなきゃいいと黙ってたのに。
最近それじゃだめだと動き始めたらこれだ。もうやってらんねー。

今日はまたミスがありまして・・・（笑）
でも夜はHCPとのみに言ってきました。Hさんはヒューマンドキュメント路線をひた走ってきた人。今まで会ったことが無いタイプの人だ。お金や制約などものともせずただ人の内面を描きつづける。自分がアドバイスしてもらったのは「人間の社会はもっとどろどろしてギトギトしたもの。そこにずぶずぶ入っていかないことにはディレクターは楽しめない。だからもっとどろどろの中に埋まりなさい。」「ディレクターは個人では何の実力も無い。できるのは愚直なまでの執着とカメラマンや技術を持った人をやる気にさせること。」「PDは自分の現在置かれている環境を番組にフィードバックしていけばいい」など本当にいろいろなこと。本当に懐の深い人だ。頑張らねば。

今日2年間生活をともにしていたハーレーを手放してしまいました。
もっと寂しいかなとも思ったのですが淡々と手続きは済み、うちの883カスタムは売られてゆきました。今思い返しながら書いている今のほうが結構しんみりあのバイクに関する思い出を脳裏に描いています。二年前就職したときに清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったバイクでした。今社会人3年目には言ったわけですがそんな自分と一緒に成長してきた一台でした。会社の帰りに事故して肋骨を追ったりしたけど、箱根や湘南いろんな場所にいっしょしてくれたやつです。今日渋谷の町を徒歩で歩いていてああもうあのバイクは無いんだなと実感させられました。なんだかすこしぽっかり穴があいたようです。

晴れ。だいぶむしむしすることが多くなった。東京は蒸し暑い。

編集がやっとこ終わったので初の週末は仕事そっちのけで遊ぶことにした。定時でダッシュ。バイクを引きずり出して六本木ヒルズへ向かう。久々にゆっくり映画を見るのだ。

選択肢は「世界の中心で愛を叫ぶ」と「トロイ」。「世界〜」はハードカバーで買って読んでいて内容を知っていた。淡々とした文章でつづられていてこちらも淡々と読んだ。最後で一箇所だけなんだかぼろっ泣けた。その印象を崩されるのがいやでやめた。

劇場はスーツ姿の男とその連れのとんがったヒールを履いた女たちであふれ返ってた。最近田舎に行くか渋谷の街をふらっとするぐらいだったのでこんな客層の町もあるんだといまさらながらに東京の地域性に驚いた。

「トロイ」相変わらず最近はやりのCGを多用した度迫力のアクション映画。やたらと大軍団や大船団を空撮気味に撮影した映像がでてきて少しうんざりした。ただ物語り中盤のアキレスとヘクトルの一騎打ちはおもしろい。そんだけ。

とりあえず編集完了。中盤からまた自分の手を番組が離れてしまった。自己嫌悪。編集のKさんと酒を飲む。

今日から編集開始。風景番組のくせに絵が撮れてない。最悪。

昨日背伸びの話を書いたけれど、今度ハーレーを売ることにしました。
これまでアメリカンにあこがれて、そこに自分のアイデンティティーを見出そうとしていたけれど、やっぱりそれも背伸びだと思うのです。自分は何がしたいのか。これまで二年間ハーレーに乗ったけれど、実は結構楽しかった。その原因を自分で考えたときに「目立てた」ことがあると思うんです。実は自分すごく目立ちたがりや。自己顕示欲ばりばりなんです。だからハーレー。わかりやすい。でも最近、自分がそこに満足して居ないことに気づいてきました。バイクは乗り物。自分がそこに求めるものは「速さ」であり、かっちょいいと思うのは走りやだったりするわけです。もっと言ってしまえば、アメリカンではなく、ドカティー。ガチャガチャしたアウトローではなく、インテリでドレッシーなとばし屋なんです。というわけでハーレーは惜しいけど売ることにしました。あーんど、車買います。というかもう契約してきました。馬鹿かおれ？

今日は伸び放題だった髪をやっとこさカット。実は自分東京に出てきてからずっと髪を伸ばそうと努力してきたんです。とりあえず先輩たちに追いつくには自分の貫目を上げようと、そのためには外見から。大学生っぽい服装は辞めて、ジャケットを。ジーパンをやめて綿パンに。実力が追いつかなかったんで外見から入ろうとしたんですね。しかし、最近気づいた。自分を背伸びさせることで自分のよさをずっとスポイルさせてきたことに。この仕事、やはり自分らしさを出して何ぼなんです。人まねで背伸びして、何とか番組つくろうなんて甘かった。平均点で万人受けをする番組を作ろうとしても結局少しも面白くないんですよね。今回のロケでカメラマンに言われたんですが、おまえは何のために番組を作るのかと。言葉に詰まりました。彼いわく、俺は一握りの人に満足してもらえる番組を作ると。しいて言えば女房に満足してもらえればそれでいいと。然り。僕は何を見ていたんだ。田舎から東京に出てきて背伸びして外見から入って何をしていたんだと。ありのままの自分で突っ込めばいい。それが自分なのだから。ってなことで、きりました。髪、ばっさりと。シャンプーすげーらくちんです。一歩階段を下りた気がします。

今日はいい天気。でも昨日の夜遊びがたたって朝は12時おき。
そこは気を取り直して東京探索作戦継続です。
今日は海ほたるへ。会場360度の大パノラマを拝んできました。
首都高で川崎〜アクアラインで一路海ほたるへ。実はこの道のり、海ほたるでUターンするだけでも3000円かかります（高っ！！）。
360度パノラマの感想は「う〜ん、なんかフェリーに乗ってるみたい。」まんまやんけ。たしかに周りにさえぎるものがない状況が船に似てるんですよね。でも海底トンネルの掘削技術に驚かされました。
普通はあらかじめ出来上がったトンネルを運んで海底に埋めるんですが、この海ほたるはマシンで3箇所からモグラマシンで地下を掘削しながら穴を少しずつ伸ばし、最後に結合する形を取ってるんです。
おどろき・・。

今日は大学の後輩UとOさんと飲み会。夜7時から表参道の串揚げのお店弥七でお任せで次々と出てくる揚げ物に舌鼓を打ちました。このお店揚げ物もさることながら焼酎がそろってるんだよね。いろいろあって迷いながらもおかわりしてしまいました。しかし本番は三次会で表参道のBAR〜INMMU（淫夢）。11時から昔話、近況に大いに盛り上がり、気が付くと延々5時まで飲んでました。みんな考えてる！！みんなよく本を読んでる！！自分の無学、無知が恥ずかしくなります（笑）俺も頑張りまっせ〜

愛媛に転勤されていたT氏が出張で東京に出てこられていたので、
やっぱり飲み会。相変わらずすしとうどんと温泉に浸っているようで
ほんわかしました。やっぱり仕事を一生懸命頑張った仲間と飲むのは
楽しい。

しかし飲み会の間中、S氏にずっと起こられていた私。
正しいことを言われて、でもどんより。

番組が放送されて一日だけお休みもらっちゃいました。
いろいろするつもりが昨日朝5時まで酒飲んじゃって
一日ほとんど寝て過ごしちゃいました。ひどいもんだ。
まるで大学生に戻ったみたい。でも外出て遊んだ時よりも
体がもっさりしているのはなんでだろ。不思議だよね。

DVDレコーダー重宝してます。とりためた番組をサーチしながら
面白くなきゃ捨て、面白きゃ見る。なんて贅沢なんだ。ちょっと値が
はったけどこれはすごい便利。お勧めです。